僕も多くの方と同様、語学留学はエージェントを通して契約していました。いきなりのシェアハウスには不安も多かったことと、強制的に英語環境を作るためにも、エージェントから勧められるがままホームステイを選んだわけですが、これが最大のミスでした。。
同じような被害を減らすためにも、本当のことを書きたいと思います。
この記事の目次
1.ホームステイとは
現地のホストファミリーに居候させてもらう制度。基本的に光熱費と料理込みですが、細かいところは各家庭によります。
さて、エージェントを通したホームステイ先がボランティアってことはないので、ホストファミリーはビジネスとして留学生を受け入れています。慈善事業じゃありません。
調べた方はご存知だと思いますが、とりあえずべらぼーに高いですよね。
それも当然。家賃や光熱費、食費に加えて、受け入れに対する報酬が乗り、現地エージェントのマージンもここにしれっと乗ってきます。
ハッキリ言って、自炊とか家事とか絶対無理!!って人以外にはおすすめしません。
ホームステイのメリット・デメリットは別の記事で紹介します。
2.現金盗難事件
ここからが本題。
僕のステイ先は同じ学校の生徒、男女合わせて7人+ホストの夫婦が住む一軒家だったんですが、そこで起きた事件です。
※あくまで情況証拠を元にした、僕、エージェント、学校、そしてホストファミリーのやりとりであり、最終的には交渉(ほぼ示談)がまとまったため、厳密には立件された事件ではありません。
警察沙汰一歩手前ではありましたが。
1.ホストファミリーはビジネス
ホストファミリーは慈善事業(ボランティア)ではない。という話をしましたが、要はビジネスとして留学生を受け入れているわけで、家賃+報酬を受け取っています。
それも個人ではなく留学エージェントを通しているため、本来はある程度のクオリティが求められます。クレームはエージェントに入りますからね。
2.やる気のない夕食
初対面の愛想は良いんですよね。それぞれの国の料理作ってくれたり。
ただ、2日目には骨付きチキン2本とタイ米とパン。翌日も同じ。その次の日も。平日毎日チキン2本とタイ米とパンだけ。
さすがにハウスメイト達と緊急会議が開かれました。フランス人の子とか、「夏樹、帰国したら日本案内してもらおうと思ったんだけど、あれが主食?パッサパサだし味ないしちょっと無理かもごめん。」とか言ってくる。
あほか炊き方が下手やねん。あとあれは日本米ちゃう。タイ米や。てかパサパサ度で言うと絶対フランスパンのがパサパサやろ。
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で、ちょっとご飯がヤバすぎたので自腹切って外食とか自炊が増えたんですが、そんな僕たちにホストマザーは「私の料理に文句あるなら言いなさいよ!」と。
毎日同じ料理はきつい。ということを伝えると、週2回ピザが出るようになりました。
なんか違う。
3.意味不明のハウスルール
入居時から全員が怪しんでいた意味不明なルールがありました。
それは、「部屋にスーツケースを置くのは禁止」というもの。
当然ハウスメイト全員で猛反対しました。だってみんな金庫代わりとしても使うから。パスポートとかある程度の現金とか、鍵のかけれる場所って必須ですよね。
全員で断固拒否したうえ、スーツケースを部屋に置いたまま学校に行ったところ、まさかの勝手に部屋入って全員のスーツケースが倉庫に移動させられてました。しかも倉庫に鍵かけとる。頭おかしいよね。てかこの時点で既に犯罪ですよね。
何勝手に動かしてんのよと抗議しても、それが我が家のルールとか意味のわからないことを言い始め、最終的には顔真っ赤にしながら怒り出す始末でした。
諦めてエージェントに相談することにして、とりあえず貴重品はタンスの奥とかに隠すことにしたんです。
4.盗難事件発生
学校からルームメイトと二人で帰ってきたある日。他の子らはまだ学校です。
着替えようとタンスを開けると、なぜかルームメイトの服だらけ。よく見たら棚ごとシャッフルされてる。もちろんルームメイトもハテナ状態です。
まさか、、、と思い確認したら、みごとに中身抜かれてました。
この事件の前日深夜、水飲みにリビング行ったら奥の部屋から私のお金盗んだとかギャンブルに使いすぎとかで夫婦喧嘩してたんですよね。。
マジかおい。そういうことか?
全員が学校行ってる間にタンスがシャッフルされて、家の警報器は鳴っていない。昨日の喧嘩。スーツケース禁止のルール。
ルームメイトと話し合った結果、ちょっとしかけることにしました。
5.もはや自白
「なぁ聞いて!部屋のタンスが順番バラバラでお金も無くなってる!」
この一言に対してホストファーザーがブチ切れ。「俺が盗んだって言いたいんかボケ!ファーッ〇!!」
え?泥棒とかは疑わんの?もはや自白やん。
6.終結
翌日。
学校から帰ると、ベッドの上にのキャリーバッグが置かれてました。これにはハウスメイト達も我慢の限界。
校長とエージェントに連絡し、通報しない代わりに無償の宿提供と一部返金にて手を打ちました。
2週間後には全員ホームステイ先を退去。僕はそこから一時的に学校の寮に滞在し、彼女ができたことをきっかけにシェアハウスへと引っ越しました。
3.まとめ
・ホームステイはハズレを引くとえげつない
・シェアハウスが日本の一人暮らしの感覚に一番近い
・例のホストファミリーは契約切られたらしい